★弊社が鳥類忌避塗料「バードコレンジャー」(水溶性)を開発するきっかけになったのは、鳥類(カラス等)によって引き起こされる飛行機事故「バードストライク」を知る事でした。これを防ぐには、空港内やその周辺での忌避(=近寄らせない)を可能にすれば、甚大な飛行機事故を回避できるのではないかという、その思いからでした。 「バードコレンジャー」の塗布後は、透明になります。したがって景観を損なうことはありません。実は塗布面から、人の目では認知できない光を発しています。飛行機への影響は一切ありません。
塗布の対象物は、例えば空港内の建て物や、動きのある運搬車(TT車)や、作業員のヘルメット等が挙げられます。それらに塗布することによって、カラスの視線を捕らえ、鳥(カラス等)が嫌がって近か寄れなくなります。
カラスやトンビ、あるいは比較的視力の良い鳥類には認識され、概ね効果が得られます。
「バードコレンジャー」は、塗料(MSDS)に50%を占める大量の忌避液(MSDS/成分分析表)が含まれています。
従って、効果面と持続面の両方による忌避効果は、かなり期待できると思われます。
北海道環境バイオセクター
左から:1000cc/500cc/100cc
外観写真
バードコレンジャーの「豆知識」
★製品の使い方、特徴等
★塗装対象となる素材について等
「空の事故」バードストライクとは
Bird Strike
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鳥が構造物に衝突する事故をいう。主に航空機と鳥が衝突する事例を指すことが多い。この他、鉄道、自動車、風力発電の風力原動機、送電線や送電鉄塔、ビル、灯台などにおいても起きている。
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ビルや住宅屋上の糞公害対策
【追放のポイント】カラスの視覚を狙え!!
当初は空港のバードストライク対策を念頭に開発した「バードコレンジャー」(鳥類忌避塗料)ですが、多くは主にビルの屋上や一般住宅屋根のカラス対策として利用されています。
笠木(カサギ)部分にぐるっと塗装するのが効果的
マンション屋上:笠木への塗装 特に水産加工場や食品工場等の屋上では、「カサギ」面に止まって、アチコチにフンを撒き散らすため、衛生面からも見過ごすことの出来ない問題になっています。
このような場合は、カサギ部分にバードコレンジャーを刷毛で塗ります。水溶性塗料なので発火の危険性もなく、特殊な設備も必要ありません。素人でも簡単に扱えます。
事例のひとつですが、風の強い高層マンションの屋上のカラス対策。空いたペットボトルにバードコレンジャーを塗り、水を入れ、数本設置したところ、カラスの気配がまったくなくなった,,,いう報告をいただきました。(関西)
笠木(平面)に塗装しても効果が薄い場合は…
しかし、施工した後に「嫌だからその場に近づけない」カラスもいれば、「嫌なものを自分で排除する」カラスもいます。塗装した面の上にフンをして、光を遮断するという事象もありました。せっかくの施工も、これでは無駄に終わってしまいます。
開発メーカーとして、これまでの事例を検証しながら、屋上のカラス対策を改めて見直してみました。
攻略ポイントになるのは、バードコレンジャーの強烈な発光を、カサギに止まったカラスの視界に入れるため、どの場所に、どのように塗ったら一番反射するかを見極めることです。
カラスの視界範囲は180度と言われています。仮にカサギに止まったカラスが真正面を向いたとき、屋上左右の角まで視力が届きます。従ってもっとも効果的な追放策は、その線上に垂直に設けた物に塗ることです。また排気塔や空調室外機等の設備に塗ることも効果をあげます。
以上が、カサギ面だけで十分な効果が得られない場合の対応策です。
動くものへの塗装が一番効果的!
北海道環境バイオセクター 代表取締役 三國 康二 またカラスは、静止している反射光より動いている反射光に敏感に反応し、嫌がります。
もし屋上や屋根に多少なりとも風に揺れたり動いたりするものがあれば、それにバードコレンジャーを塗ることで、忌避効果を更に上げることができます。
施工方法についてお悩みの方、現場の写真等を頂けましたら、具体的な施工方法についてご提案させて頂きます。是非お気軽にお問合せ下さい。
【必ずお読みください!】バードコレンジャーの説明
製品の特徴や使用例が記載されています。製品購入前に必ずお読みください!
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当社取扱い製品のWEBカタログは、コチラからダウンロードできます。
ラインナップ
施工事例
ゴミ置き場のカラス対策 京都府(2020年1月)
- ゴミステーションのカラス対策として、先行してSARABAカラスくんテープをまず試してきました。その後補強的に塗料の「バードコレンジャー」を塗布しました。カラス自体には可視光線でギラギラしているとは思いますが・・・
- テープとバードコレンジャーのセット対策で強固になったのは間違いないと思います。これで数年使用しています。
- 効果は相変わらず絶大で、上空には通過しますが、この場所は無理との認識が次世代に受け継がれていると思われます。
- ただ、好奇心旺盛な若い個体は隙あらば狙っておりますので、毎回のセッティングは必須です。
●ネットのサイズは 2m×3m
●片面1回で50ccを塗布
鉄道駅の営巣対策_JR北海道 旭川駅(2012年~)
- 2011年にリニューアルされたJR北海道 旭川駅の駅舎構内(頭上の鉄骨部分等)で、カラスの営巣被害が発生し、対策として弊社のカラス対策塗料「バードコレンジャー」を使用して頂きました。
- その後はカラスの駅舎侵入被害はなくなったとの事で、現在まで定期的に購入頂き、ご利用頂いております。
仏像を綺麗な姿に保ちます
- カラスの糞で汚れていた仏像に、ところどころバードコレンジャーを塗ったところ、カラスが止まらなくなったという報告がありました。
- そのため汚れを綺麗にして塗料を塗った後は、糞公害もなく、綺麗な姿で保つことができたようです。
一戸建て住宅屋上_小樽市(2011年~)
- 海沿いにある住宅で、カラスやカモメがよく飛来してくる、とお困りのお客様へ、塗料「バードコレンジャー」をはじめとしたカラス対策資材をご提供しております。
- 屋上やベランダの手すりへ、等間隔で塗料を施工する他、ステッカー等も併用する事で非常に高いカラス撃退効果を発揮しています。(2011年より、継続して施工のご依頼を頂戴してております)
自転車の襲撃対策_札幌市西区 T様 (2016年7月)
- 住宅地を走っていた時にいきなり背後から襲われ、頭にケガをしました。
- 自転車の全体に「バードコレンジャー」を塗ったところ、カラスは全く近寄って来ず、襲われることはなくなりました。
神社_札幌市 (2010年5月)
- 神社の通路やポールに直接塗装を行い、庭園には塗装したペットボトルを吊下げて、カラス対策を行いました。バードコレンジャーは乾燥すると透明になりますので、神社のような景観を大事にする場所でもお使いいただけます。(写真をクリックすると拡大します)
ゴルフ場_韓国済州島 (2014年10月)
- SARABAカラスくんは海外でも活躍しています!観光地としても有名な「済州島」のゴルフ場にて、当社のカラス対策製品が使用されています。通路やポール、その他突起物へのバードコレンジャー塗装や、樹木へのSARABAカラスくんテープの吊下げ等、万全なカラス対策を行っています。(写真をクリックすると拡大します)
具体的な使用方法
使用上の注意事項(必ずお読みください)
- 本製品は、水などで薄めると忌避効果が無くなってしまいます。薄めずに、そのままお使い下さい。
- 必ず3回の重ね塗りを行って下さい。塗装回数が少ないと、十分な忌避効果が得られません。
- 本製品は、受注後の製造を基本としております。商品到着後、2~3ヶ月以内に必ずご利用下さい。
- 常温にて保管して下さい。一度でも凍結させますと忌避効果は格段に落ちますので、ご注意下さい。
- 製品の忌避効果持続目安期間は「通常版:約12ヶ月」ですが、学習能力の高いカラスは、その環境を嫌がり、なかなか近寄れなくなる場合もあります。